猫は膀胱炎や尿路結石など、泌尿器系のトラブルを起こしやすい動物です。特に、はっきりとした原因が見つからないまま炎症を繰り返す「特発性膀胱炎」は、猫によく見られる病気の一つで、ストレスとの関連が指摘されています。

膀胱炎の主な症状

頻繁にトイレに出入りする、トイレで長時間力んでいる、排尿時に鳴く、血尿が見られる、トイレ以外の場所で排尿してしまうといった様子は、膀胱炎のサインかもしれません。症状が重い場合、尿道が詰まって排尿できなくなることもあり、これは命に関わる緊急事態です。様子がおかしいと感じたら、早めに動物病院を受診しましょう。

水分摂取量を増やす

飲水量が少なく尿が濃縮されると、膀胱内で結晶や結石ができやすくなり、膀胱炎のリスクが高まります。循環式給水器の使用や、ウェットフードの活用など、飲水量を増やす工夫を取り入れることが、予防の基本になります。

ストレスの原因を減らす

特発性膀胱炎は、環境の変化や多頭飼いでのストレス、運動不足などが引き金になることがあるといわれています。トイレの数や設置場所を見直す、隠れられる場所を用意する、遊びの時間を増やすといった工夫で、猫のストレスを軽減してあげましょう。

トイレ環境を清潔に保つ

汚れたトイレを嫌ってトイレを我慢してしまうと、膀胱炎のリスクが高まります。排泄物はこまめに取り除き、トイレ自体も定期的に洗浄して、いつでも清潔な状態を保つことを心がけましょう。

ワンポイントアドバイス:特に去勢済みのオス猫は尿道が詰まりやすく、排尿できない状態が続くと命に関わります。トイレに何度も行くのに尿が出ていない様子があれば、すぐに動物病院を受診してください。

猫の膀胱炎は再発しやすい病気ですが、水分摂取とストレスケアを意識することで、発症のリスクを減らすことができます。日頃からトイレの様子を観察する習慣をつけましょう。